1988年(昭和63年)に「岐阜中部未来博」「’88飛騨高山博」が開催され、そのサテライト会場として開催された「荘川の里紅葉祭り」で30頭の連獅子・道行が2日間に渡り披露されました。この連獅子が大好評を得て、翌年より「飛騨荘川ふるさと祭り」に名称を変更して第32回(令和元年)まで続けてまいりました。当初1,500人超の人口が、現在では1,100人を割る中、400人近くの町民が何らかの形で参画して開催してきましたが、ここ2年間コロナウイルス感染症に阻害され休止。飛騨荘川ふるさと祭り実行委員会は、令和4度の「第33回 飛騨荘川ふるさと祭り」の開催をもって終了の予定でしたが、「新型コロナウイルス感染症」の終息も見通せず、また、地域の高齢化が進み、事前準備や開催に必要なスタッフの確保が難しい等諸々の事情により、令和4年度の開催を断念し令和元年度の第32回をもって終了と決定いたしました。
32年間の永きに渡りお出かけ頂きました事に厚く御礼申し上げます。
山々が真紅に染まる10月、町内各神社より30頭の獅子が集まり、山里の郷愁を想いおこすかのように、壮大な舞をくりひろげます。
町内の人々が集まり、1頭につき3名、笛、太鼓他、総勢120名が獅子の舞を披露します。
ふるさと祭りの目玉として獅子の共演を考案し、各神社にお願いしたところ、30頭の獅子が集まり、行われるようになりました。
30頭の獅子は同じように見えますが、各神社により特徴があり、頭(かしら)の形状、舞い方が微妙に違い、それを見比べるのも楽しみの一つです。
ここまでたくさんの獅子が1度に舞うことは日本全国を見ても珍しいです。
連獅子の舞いは午前・午後の2回披露しますのでどうぞお楽しみに。